わが子に公文式算数をさせない理由~その2~   

続きです。

1つ上の兄は公文式算数・数学の先取りが上手くいっていました。
幼稚園のうちに乗やルートの概念も分かっていて、小学校に上がってからは放物線のグラフをすらすら書くようになり、高学年の頃は微分積分をやっていました。

が、それは公文式のお蔭ではないことを私は重々承知でした。
なぜなら、理系人間の父が1番上の兄で培った中学受験数学ノウハウを使って、2番目の兄に算数・数学教育をし、ひたすらサポートしていたから。
公文式の教室で先生から算数・数学を習うということはせずに、
自宅で父から算数・数学を習う、
その際に公文の教材を使うという方式でした。

よく公文式では先生が丁寧に教えてくれない、とか、
それぞれの子の理解度を把握できていない、
とかいう批判を耳にします。
公文って良いにつけ悪いにつけ、そういう性格の教室なのだと思います。
だから公文に丸投げ、とか、子どもの自主性を信じる、とかじゃなくって、ある程度家庭で親が見てあげることを前提とした(特に未就学児~小学生)教材だと思うのです。

父は理系の人でしたし、1番上の兄の中学受験を通して何が小学生~中学生で求められているかが分かっていたのでうまく2番目の兄の算数・数学の力を伸ばしてあげれたのだと思います。
(結局兄は数学のアドバンテージを活かして、中高は部活に明け暮れるも、数学だけは勉強しなくてもトップクラス、大学は数学科に進みました。)

父は冷静な人なので、数学の素質が欠ける私に対しては、そのような早すぎるほどの数学の先取り学習はさせませんでした。
それは3人の子ども育てる中で、2番目の兄が最も算数向きで先取り で伸ばせる子、と3,4歳の段階で明らかに分かったからだそうです。



私も大学入試の科目別の偏差値から見ると数学が得意な人の部類に入ってしまいます。
けれど、2番目の兄とさらに父という、本当に数学ができる人を目にして育っていますので、私の数学力は本物ではないことは悲しいくらい承知しています。
(学生時代から社会人にかけて、何かの点でそういう本当にずば抜けた人を目のあたにしたことありませんか?)
初めての問題だったり、形式が目新し問題でもどんどん解けてしまう人っているんです。
(入試などからは離れますが、社会人になって医学論文を書くときの統計解析で行き詰まったとき職場の先輩医師たちに聞いてもイマイチ納得できなかったとき、2番目の兄に医学統計の専門書を1冊渡して読んでもらって<←こういった数学的専門書を余暇の時間に読むこと自体苦痛がない>、自分の問題点について相談したら、それは「○○で××を使ったら、□□でできる、この本の中にもその原理は説明してある」とあっさりと納得する答えを教えてもらえました。やっぱりできる人は違う・・・。)

そんなわけで私のような数学の才能が際立ってない人間の場合、こどもに公文式算数を幼少期からべったりさせるのは危険だな、と思いました。

計算は確かに早くできるようになる。
でも公文式教材を介して娘に計算以外の数学的センス(図形や空間、論理的思考、そして数学的な美しさ)を教えてあげられるか、どんどん引っ張り上げてあげられるか、というと無理な気がします。
多分、私程度の中途半端な算数・数学力にしかしてあげれない。
(私という指導者の力量の問題<1点目>。)

そして自分自身が体験した、あの修行とも思えるようなひたすら計算。
全くもってクリエイティブさの欠片もない単純作業。
それを延々と小学生の柔らかい頭の時にあえてやる意味。

計算力は必要だと思いますし、じっと耐えて計算する精神力も大切だと思いますが、それも量次第だと思います。公文式ほど沢山の計算をしなくてもいいのではないかなと。
それよりは思考力を鍛えるような作業に時間を割いたほうがよいと思うのです。
(公文の計算重視という、思考力を二の次にした教材であるという問題<2点目>。)

そのような2点の問題から、我が家では子供に公文式算数はさせないでおこうと思っています。
(そのため、3歳の現時点では算数のためにピグマリオン教材を選択しています。)

勿論、計算力を鍛えるためとか、学習習慣を身につけさせる、という目的で公文をやるのは理にかなっていると思いますし、いつかそういう目的のために我が家も公文をさせるかもしれません。
けれどそういう場合でもごく限られた期間の利用にとどめると思います。
そして未就学の時から公文算数を使って先取り、というのはないなと思っています。

以上、あくまで個人的な考えを書きました。
現在公文式をされている方を批判するために書いた訳ではありませんのであしからず。

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by kuma_neco_kuma | 2016-05-22 06:00 | ◇3歳

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