最難関医学部卒の研修医   

ここ数年、私は某帝大支配色の強い施設に勤務しているため、研修医などのスタッフはその某大学卒の人が多い状況下にいます。若手に限らず、年輩者もその同門の方が多いという結構特殊な環境です。
言わずと知れた最難関、毎年90人~100人しか席のない超狭き門をくぐった人たちなので、同じ医者と言っても特異な存在です。

私の科に、そんな某帝大卒の初期研修医がローテーションしてくると、中堅の私が指導者になってしまいます。私でいいんでしょうか?というところですが、年数だけは経っているのでそういう役回りです。

でその最難関卒の研修医たちを指導する上で強く感じることは・・・「飲み込みが早い」「論理的である」ということ。

勿論私の専門とする分野については私の方が知っていることは多いのですが、彼らは少ない知識量の中で最善を論理的に目指してくれるという感じです。
そして一度示してあげると、次からとりこぼすことがないように行動できるという確実さがあります。

何より私がいいなと思うのは、何通りもの考えを挙げることができること。(我々の業界では鑑別診断をあげる、と言いますが。)
何通りかのパターンかを挙げ、今ある情報との整合性を図って、取捨選択しながら最も確実なものを選ぶ、という思考の姿勢が整っているんですよね。

私は割と直感型で、付帯状況を顧みることを忘れてしまいがち・・・そういう穴があるからこそ受験でも最高偏差値の某大医学部にはとうてい手が届かなかったのだな~と思い知らされます。

思考する能力があれば、今現在の知識量の過多は問題ではない。
知らない事項については本や文献などでいくらでも調べられますし、ただ記憶するだけならコンピューターの方が人間より優秀です。
そういう意味でも鍛えるべきは、物事を感じ取って思考する能力が大切だな、と思います。

ちょっと対人的には変わった行動をとる人も多く、また妙にランダムな数字を覚えることが得意な人もいたり(診察券のID番号を1回伝えると10分ぐらい経ってもその数字を空で言えるとか・・・)、アスペル的な方の割合もやや多いですが、こんなふうに受験業界的には稀有なくらい高偏差値を出せる人たちのサンプルが多いというのは、とても面白いことだなと思いながら働いています。

それと研修医に限らず、いろんな大学の学生実習の方(医学部だけでなくパラメディカル学部も)が結構くる職場なので若い学生さんと触れ合うと面白いです。
もはや私とは一回り以上違うので、小学校~高校のこと、家族のことなど雑談まじりに聞くと、自分のこれからの育児にも役立つようなトピックスが満載で、また反面教師になる部分もあります。
「育てたようにしか子は育たない」と言いますが、本当にその学生さんを見ているとご家庭の方針が垣間見れます。

こういう社会性を持った目で自分自身の育児を顧みることができるのはワーキングマザーのメリットだなと思います。


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by kuma_neco_kuma | 2016-06-28 18:00 | ◆仕事のこと | Comments(2)

Commented by ひつじママ at 2016-07-03 08:35 x
「思考する能力があれば、今現在の知識量の過多は問題ではない。」に共感です!子供と会話や勉強しているとき、以前(年少くらいまで)は「教える」ことに一生懸命だったのですが、ここ数年(年中以降)はどうやって解にたどり着くかに重みをおいて、子供とかかわるようにしています。
知識をつけるのも大事ですが、瞬間的に覚えたことは忘れることだってあるし(我が家でいうと、幼いころあれだけはまっていた国旗カードを久しぶりに出したらかなり悲惨な状況でした。。。)、ただ覚えればよい、というわけでないことを経験したことから、かけ算も先に考え方を教え、それを十分に習得してから99の暗記をしました。最近の算数は、単純な計算問題よりもじっくり考える文章問題にシフト。答えを覚えるのではなく考え方を覚えることが、子供自身の成長力につながっていると思います。
ピグマリオンの記事でも紹介されていましたが、子供の能力を伸ばすために「親がイライラしないこと」もとても大事ですよね。私の理想と現実は程遠いものの、努力し続けていることのひとつです。
Commented by kuma_neco_kuma at 2016-07-04 20:34
ひつじママさんのお嬢さんとの取り組みの様子は過去記事を遡って参考にしております!
思考することを鍛えるのは、暗記させるよりも指導者としては大変ですが、20年くらいの長いスパンで見ると応用力のあるかけがえのない能力になるのだと思います。 by ななこ

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